このブログはTRPGでの出来事なんぞを、書こうとしてる ブログですよ。
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セッションでは語っていない部分を補足ー。
2006-12-12-Tue  CATEGORY: TRPG
という訳で、本当はマスターシーンとかで演出したいんですけど、
時間の都合上とかで省略している、若しくは、話の補足として
SSを書いてみました。今回は、存在感0トーマ君のお話。
次回はジェネケイドかなぁ、というか、其の前にリプレイ…。
自分が生まれ育ったのは、オルフォスの一つの小さな村だった。

まだ其の頃は自分が背負っている名前の意味すら判らないで、只、平穏に暮らしていた。
そう、あの時が訪れるまでは。

「ねぇ、おかーさん。如何して、僕の本当の名前、人にを言っちゃいけないの?」
「それはね…昔、一人の王様が居たの。」
「おーさま?」
「そう、其の王様はこの大きな大陸の王様になった。」
まだ知識の足りない頭でどうにか考えながら子供は言った。
「えっと…と、とにかく凄いんだね!」
其の言葉に母さんはくすっと笑って、頭をなでてくれた。
「……うん、そうね。」
「えへへ」
ふと、母さんの顔を覗いてみると、如何してだろう。
少し、泣きそうで、痛そうな顔をしている。
「? おかーさん。何処か、痛い?」
「ううん、痛くないよ。……ごめんね」
そう言いながら母さんは僕を強く、抱きしめて。
「痛いよ、おかーさん、ねぇ、如何したの?」
「……さっきの王様はね。この大陸の王様になった後、一つの事をしようとしたの。」

ドクン……。心臓が跳ねる。

「其の王様は、やってはいけない事をしてしまったの。」

イヤダ。

「其の王様の名前は…」

ヤメテクレ、キキタクナイ!!

「ファルスト・ゼクシオス………」

チガウ、ボクジャナイ!!

「呪われた、王様の名前、そして、貴方の本当の…」

そして、視界が暗転する。

「…………っ!?……ゆ、夢…?」
周りを見渡すと、其処は城にある、彼の寝室だった。
「……嫌な、夢だったな……」
汗が体から吹き出ている。服が体に張り付いて、気持ち悪い。
「……呪われた王様、か。」
其れは果たして真実だったのか。
もう、何年前かも判らない昔の話。
しかし……。
「やぁ、トーマ。お目覚めかな。」
「本人がここに居るんだよなぁ」
「? 何の話だい?」
「いや、まぁ、良いんですけど、とりあえず、気配を消して現れるのは止めて下さい」
自分より歳が若く見える、このまだ少年といっていいほどの面影が残っている
この男が…かつて、大陸を制覇し、そして、禁忌に触れたという。
「うなされてたね。……まぁ、其の話はまた今度、聞かせてあげるよ」
「心を読むのも止めて下さい。全く……その力は抑止できないんですか?」
半ば呆れ気味に言葉を返す。
「出来たら……いや、止めておくよ。どうもお邪魔なようだから、消えるね」
そう言うと彼は、本当にこの場から姿を消していく。
そして、彼が完全に見えなくなった後。
「………戦いを常に望まれた世界、か…」
だからこそ、自分は彼の誘いに乗った。
そう、彼のしている事は、本当の意味でこの世界の人々を
救う事になるから。
例え、今まで世話になった者や、大事だったものをすべて無くしてしまったとしても。
「……明日は、雨が降るな…」
曇った夜空を窓から眺め、遠い記憶を懐かしむような顔をして、彼はそう呟いた。
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